Python/Djangoを使ってWebアプリケーション開発
DjangoでWebアプリケーション開発
Hello Python、Hello Excelとアプリの開発環境の構築から実際の開発、そして動作確認を行った後、いよいよDjangoというWebアプリケーションフレームワークをつかった開発について解説します。
比較対象として並べられることの多いPHP、Ruby、JavaScriptなどがWebシステムを開発するための言語であるかのごとく扱われがちなのに対して、Pythonというプログラミング言語はかならずしもWebの世界が主戦場というわけではありません。
実際とある調査によると、Webアプリケーション用途が26%なのに対して、データ解析や機械学習などのデータサイエンスの分野が27%と、Webの分野は2番手という調査もあるようです。その他、システム管理の用途で使われたりするのもよく見かけますね。
ですので、Django自体を取り上げるのは少し微妙な感じではありますが、それでもPythonを学習する理由としては1/4は締めていると前向きに考えて突き進んでいきたいと思います。
Djangoとは
いわゆるMVCデザインパターンに緩やかに従ったWebアプリケーションフレームワークです。
大雑把に言えば、urls.pyがURLディスパッチャーで、views.pyがメインロジック、modles.py がデータモデルを担当し、DjangoがO/Rマッパーを提供することで、基本的にはSQLを書かずにWebアプリケーションを開発することを可能にしています。
コンテンツ
現時点で以下のコンテンツが準備されています。
Djangoのプロジェクトを作成し、アプリケーションを1つ作成します。 ここまでで、一通りのWebアプリとして動作させるところを解説しています。
そのあと、より詳細な内容として、静的ファイル、モデル、マイグレーションと解説しています。
今後はビューについてのより詳細な内容の解説を予定しているほか、API KEYの実装や、トランザクション、どうしても必要に迫られたときのために素のSQLを書く方法など、実際のDjangoアプリ開発に必須の内容を提供予定です。
記事の構成
これまでの記事と少し形式が変わります。それまでは完成形のソースコードを提示してから、それにたどり着くために一からどんなプログラミングを施していくかという流れでしたが、さすがにフレームワークであるDjangoのアプリですので無理があります。
ですので、一部順序通りに説明が出来ていない部分や、それまでに紹介したアプリの開発具合とは異なったところを出発点にするなど、完全なるステップバイステップにはなっていない部分が登場するかと思います。